初学者の勉強方法と、おススメする本
2019/12/22
法律は問題・トラブルを解決する道具
書店に行けば行政書士のテキスト本がたくさん並んでいますが、初めて法律を勉強する人は何から手をつけてよいかわからない人がほとんどです。しかも、内容を見てもどれも同じように難しく感じます。
もちろん、予備校が出版しているテキストを読んでもかまわないです。
しかし、法律初心者がテキストを一読して理解することは天才でない限り不可能です。読み終えた後で問題が解けるようになるかというと、正直解けないと思います。
なぜなら、法律の知識を知っているだけで使い方、使い場所を身に着けていないからです。
法律というの、発生している問題・トラブルに対して法律の条文を使用して解決する道具なのです。
問題・トラブル |
↓ |
解決するための法律・条文の適用 |
↓ |
解決 |
ですから、法律の知識だけを学んでも問題・トラブルから解決する糸口となる法律・条文を見つけることができなければ解決にたどり着けません。
試験問題も同じです。選択肢の事例が、正しい条文で正しい結論を導いているか否かを問うています。
法律の勉強は、問題・トラブルをセットにして学ぶことが1番効率が良いです。
法律を勉強していくと、条文の内容だけにとらわれてしまい、条文がどのような問題・トラブルを想定しているかを見落としがです。
かならず、条文が想定する場面を意識しましょう。
何から勉強すべきか
では、さっそく何から勉強すべきかお答えします。
まずは民法から手をつけましょう。
理由
- 民法は出題数が多い
- 民法はイメージしやすい
- 民法は範囲が広い
ほかにも理由はありそうですが、とりあえず民法から勉強してください。法律に興味をもつきかっけにもなります。
民法の範囲は広いです。
しかし、
民法は範囲が広いので難しい問題は出題されにくいです
ですから、しっかり基礎を覚えていれば点数を稼げます。
そこで初学者におすすめしたいのが、
「プレップ民法 (プレップシリーズ) 第4版増補版」 著 米倉明
これは、230ページくらいで民法の本としてはとても薄いし、小さいです。もちろん、この本だけでは合格はできないと思います。
しかし、民法がどのような場面・問題・トラブルを想定して規定されているかを概観することができます。またページ数が少ないので簡単に何度もに読むことができます。
この本は初学者が法律を学ぶ前に読むと効率よく各条文を理解することができるので、ぜひおすすめしたい本です。
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