行政書士試験独学勉強法

行政書士試験を独学で勉強し合格を達成。効率の良い勉強方法とコツ、過去問の解き方などを紹介。

初学者やることは、まず過去問を見る

   

過去問の下見で最終目標を確認

 初学者にとって法律は未知なる領域です。しかも、聞いたことがない専門用語や言い回しがたくさん出てきます。

ですが、

行政書士試験は司法試験ほど複雑な問題や知識を問うてきません。

 まずは、過去問がどの程度のものか1度目にすることが良いと思います。べつに解けなくてもよいです。問題の出題形式や問題に書かれている文字数など、実際の問題を目にしましょう。最終的に挑む問題を下見しておきます。

 問題を解けようになるか不安になりますが、気にしないでください。最初はみんな解けません

 過去問は書店や、インターネットなどで手軽に確認できますのでぜひ見ておいてください。平成25年度の行政書士試験問題です。

H25.mondai

平成25年度行政書士問題27民法

 

1解説
 ×
 要素に錯誤がある場合とは、意思表示の内容のうち,もしその錯誤がなかったならば,表意者本人のみならず通常人もそのような意思表示をしなかったであろうと考えられるほどに重要な部分における錯誤がある場合をいいいます。
2解説
 ×
 賃貸借や委任においても要素の錯誤になりえます。
3解説
 ×
 動機の錯誤は民法95条にいう錯誤にあたらず、動機が表示されて意思表示の内容となった場合に限り民法95条にいう錯誤となる(最判昭29・11・26民集8巻11号2087頁)表示は明示・黙示を問いません。
4解説
 ○
 その通りです。・債権の保全の必要性 ・表意者自身が錯誤があったことを認めている
5解説
 ○
 その通りです。錯誤は原則無効です。例外的に、表意者に重過失がある場合は無効を主張できません。

いかがでしたか。これが実際の行政書士試験問題です。
「錯誤」「瑕疵」「有効・無効」など専門用語が出てきて、読むことさえ大変な作業だと思います。初めて読んだ人は全く分からないと思います。

分かるわけありません。しかし、それでいいんです!初学者が過去問を初めて挑戦したときは全くわかるはずがありません。

これから勉強していくうえで、過去問を少しづつ解くことを同時進行しながら慣れていけばいいんです。

この設問で「民法の規定及び判例に照らし」とあります。これから、勉強していくのはまさに法の規定と判例です。勉強していけばこの問題は易しい問題です。

 

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