行政書士試験独学勉強法

行政書士試験を独学で勉強し合格を達成。効率の良い勉強方法とコツ、過去問の解き方などを紹介。

記述式問題はキーワードを書くだけじゃなく、キーワードの並べ方で点数が増減する。

   

 記述式問題は3問あり配点は60点と配点が高くなっています。しかし。記述式問題は択一問題の足切りを回避できた受験者のみが記述式問題の採点を受けることができます。

40字で答えることが不可能な問題もある

 記述式問題は問題に対して40字程度で記述して答えることが求められます。そして問題によっては40字程度では正確に答えることが不可能な問題もあります。しかし、そんな問題でも40字での解答を求められます。そこで出題者は40字でどんな解答を望んでいるのかを考えてみます。

 40字では正確に答えることは不可能な問題があるという前提にたてば、40字の中に出題者が受験者に期待する書くべき単語が記述してあればそれでよいという結論になります。

 ですから、記述式問題に答える際はまずキーワードを挙げ、そのキーワードを中心にして記述することが大切です。ここでいうキーワードは人物以外の法律用語のことです。

 そして、「だれが」「だれの」「だれに」という人物をキーワードと組み合わせることで、記述式問題を答えたことになりある程度の配点を得ることができると思います。

 

設問に対応してキーワードを並べる

 過去の記述式問題を見てみるとは用語の説明、請求権、要件・効果などの問題が出されています。また1問につき答えるべきことを複数指定したり、答えを誘導する問題がります。
 設問をよく読んで出題の仕方に対応した答え方をすることも、高い配点を得るために必要なテクニックです。

 たとえば、「請求することができるか否かについて、必要な、または関係する要件に言及して」答えよという問題は、まず端的に請求の可否をまず答えてください。請求の可否を記述した後に要件についての記述を書いてください。

 

行政書士としての力を測る試験

 もちろん、記述式問題に自信のある人は自由に書いてもかまわないです。

 しかし、採点者の立場からすれば、設問の順番に記述が書いてあれば採点しやすいですよね。また、採点者は受験者が設問の順番に記述しているだろうと予測しています。採点しやすい記述は良い点数を挙げたくなりますよね。
 なにより、行政書士という仕事も相談者に対してわかりやすく答える力が求められます。行政書士試験は行政書士としての力を測る試験ですので、答え方も採点のポイントなっていると思われます。

知識の多さが記述の邪魔をする

 また、請求権の可否を先に書くもう一つの理由は、「関係する要件」について厚く書いてしまい請求の可否について書き忘れることを防ぐことができます。

 自分の良く知っている知識については、たくさん書きたいという気持ちがでて、不要なことまで書いてしまいます。そのことによって、複数の設問に対する答えが書けなくなってしまい得点を得ることができなくります。
 ですから、設問が何の記述を求めているかをしっかりと把握し、その設問に端的に答える癖をつけましょう。知識をすべて記述するのではなく、設問に答えるために必要最小限の用語・文言で記述することを心掛けるようにしてください。

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