多肢選択式問題を効率よく解答して高得点を狙う勉強方法とコツ
2014/07/05
多肢選択式問題の配点
行政書士試験問題には選択肢を一つ選ぶ問題のほかに、多肢選択式問題が3題あります。平成25年度行政書士試験問題では、3題で24点の配点があります。
そして多肢選択式問題の最大のメリットと言えば、部分点がもらえることです。多肢選択式問題はいわゆる穴埋め問題ですので1つの穴を埋めることができれば点数がもらえます。平成25年度行政書士試験問題でも、1題に4つの穴埋めをする形式がとられています。ひとつの穴を正しく埋めることができれば2点もらえるわけです。
しかも、穴に埋める文言は選択肢に用意されているので度忘れした単語や、単語の雰囲気などで穴埋めできることができます。ですから、選択肢をひとつ選ぶ択一式の問題を解くよりかは容易に解答できると思います。
多肢選択式は点が取れる問題ですので、ここでつまづかないようにしたいです。
多肢選択式問題の出題傾向
では多肢選択式はどのような問題が出るのでしょうか。
例年では、判例そのものを引用した穴埋め問題、もしくは判例をもとに作成された文章の穴埋め問題が2題出題されており、残る1題はオリジナルの穴埋め問題になっています。
2題が判例をもとにしているので、判例を読むときは多肢選択式問題の勉強にもつながります。とくに、最高裁の判例をもとに作成された問題がほとんどですので、最高裁判例を読む際はキーワードとなる単語を意識しながら読むことが重要です。
他方でオリジナル問題は例年の試験問題をみていると、判例をもとにした問題と難易度がさほどかけ離れないように意識して作成されているような気がします。どちらかと言えばむしろ判例をもとにした問題よりも易しく作成されています。内容的に問題作成者は受験者に対して用語の正確な理解を問うているだけで、特にひねった問題ではないです。普段の学習で用語の意味をきちんと理解することで、オリジナル問題の対策はできると思います。
多肢選択式問題は2分の1の確率で正解できる
多肢選択式問題では設問の下方に、選ぶべき用語が書いてあります。用語は20個ほど用意されいるので、この中からひとつ選ぶので20分の1の確率で正解すると思いがちです。しかし、多肢選択式問題は消去法で解いていけば、高得点が狙いやすくなります。
そして、2分の1もしくは3分の1の確率で正解を導くことができます。
なぜなら、ひとつの穴に関連する用語は1~3つしかありませんから、そのほかの用語は無視してもかまいません。しかもひとつの用語を使用してしまえば、それに関連する用語は使用しなくなります。ですので、残りの用語は穴を埋めるたびに少なくなり、さらに用語を選びやすくなっていきます。
また、複数の似たような用語のを説明させる問題もありますが、一方の用語を使用すればおのずと他方の用語も決まるわけです。どちらかのいっぽうを自信をもって穴を埋めることができれば自信のない穴も埋めることができます。
多肢選択式問題で、ある程度勉強しただけでも得点できます。知らない判例の問題が出ても焦らずに考えて解いてください。
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